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外壁塗装工事の鍵を握る!下地処理の役割と重要性|リビロペイント

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外壁塗装工事の鍵を握る!下地処理の役割と重要性

建物のメンテナンスで必要になってくるのが外壁や屋根の塗装工事です。
塗装工事にはいくつもの工程がありますが、単にキレイに塗るだけでは長持ちさせることはできません。実際には、塗料を塗る前の下地処理と呼ばれる工程が非常に重要になってくるのです。
見えない部分なのですが、ここをしっかりするかどうかでその後の違いがはっきりと見えてきます。
そこで、具体的に下地処理とはどんな工程でどのくらい重要なのか、もし行わなかったらどうなるのかを確認しておきましょう。

1.下地処理とは

下地処理というのは塗料を塗る前に外壁材や屋根材の下地をキレイにすることで、塗料がしっかりと密着し、高い耐久性や仕上げのキレイさをもたらす工程のことです。
下地というのは仕上げとなる色の付いた塗料の下に隠れる塗装面のことを指します。この部分はいわばベースになります。
屋根や外壁は日々、雨風に晒され ダメージを受けています。また、日光による紫外線は塗料や建材を劣化させてしまいます。
こうした劣化した状態にある建材は、そのまま塗装をしても塗料の性能を十分に発揮させることができません。
そこで、下地処理をしてから外壁塗装を行うのです。

2.下地処理の重要性

下地処理は、はっきり言うと目立たない作業で、ごまかそうと思ったらいくらでも手抜きができてしまう部分です。
というのも、特に下地処理をしっかりとしなくても塗料を塗ってしまえば下の状態を隠せるからです。
しかし、これは塗装工事をしてから短期間だけのことです。

下地処理をきちんと行わない、もしくは全くしないで塗装をすると、数年後、後述するようなさまざまな症状が出てきてしまうのです。
せっかくお金をかけて塗装工事をしても、数年で再び塗装工事をしないといけないという事態になりかねません。
無駄なお金を使わないためにも下地処理がしっかりとなされているかという点をチェックすべきなのです。

塗装工事においては、耐用年数を伸ばすためには高級な塗料・耐久性の高い塗料を勧められがちです。
もちろん、それはその通りなのですが、いくら質の高い塗料を使ったとしても、その塗料を塗る下地が悪い上では性能を十分に発揮出せないのです。
それだけに、耐用年数を伸ばすためには塗料の質ときちんとした下地処理をセットにして行わないと意味がないとも言えます。

また、下地処理を行うのは単に塗装の質を高める目的だけではありません。
外壁や屋根は経年劣化によって傷み、場合によっては亀裂が入っていることがあります。
そのままの状態にしていると、水が内部に侵入して柱などを腐食させる原因となりますし、雨漏りをもたらしかねません。
下地処理ではこうした亀裂もしっかりと補修しますので、建物自体を保護するという目的を果たすのです。
このように、下地処理は外壁塗装ではとても重要な工程なのです。

3.下地処理の作業内容

こうした下地処理にはいくつかの種類があります。それぞれに意味があり、塗装作業をよりスムーズにしたり、仕上がりをキレイにする役割を果たします。
それぞれの作業がどのように行われるのか、どんな目的でなされるのかをチェックしてみましょう。

3-1.高圧洗浄
足場を組んでから、塗装工事をする箇所つまり外壁や屋根を洗浄します。
高圧洗浄では専用の機械を使って高圧の水をかけて、汚れを落とします。塗装会社が使用するプロ仕様の高圧洗浄機は一般家庭用のものよりも圧力が高いので、水だけでもしっかりと汚れを落とせるのが特徴です。

高圧洗浄をすることによって、外壁などの表面に付着している排気ガスなどの汚れ、カビ、コケ、古い塗膜などを取り除きます。
もし、高圧洗浄をしないで汚れが付いたままその上から塗装をしてしまうと、外壁と塗料が密着していない状態となり、後々塗料が剥がれ落ちる原因となってしまいます。
そこで、まず高圧洗浄でしっかりと汚れを落としておく必要があるのです。

高圧洗浄の際にはコケやカビも洗い落とします。
コケやカビは下地への密着力が強く、かなりの圧力をかけないと洗浄できないことが多いです。
コケやカビが生えた状態で塗料を塗っても、外壁との間に一枚バリアがかかっているような状態ですので、下地と塗料がしっかり密着するのは難しくなります。
そこで、丁寧に高圧洗浄でキレイに洗い流していくのです。

ちなみに、コケやカビは湿気が多い箇所で繁殖しやすいです。
そのため、日光が当たりやすい南側の外壁や屋根ではそれほど生えていないように見えても、北側にはかなり強く繁殖しているということが多いです。
同じように、入り隅になっていて奥まっている箇所、給湯器や物置などの裏側でも発生しやすいです。

3-2.クラック補修

クラックというのはひび割れのことで、はっきりと見える大きなひびから、髪の毛の細さ程度の見えないくらいのひび割れまで大小さまざまです。
クラックはさまざまな原因で発生します。大きなクラックは地震や地盤沈下などによって建物に強い力がかかった時にできることがあります。

クラックが大きいと、そこから水が侵入しやすいので内部が腐食していることもあります。
また、完全に外壁材や屋根材の角が割れて、浮いた状態になっていることもあります。

小さなクラックは地震などが原因となることもありますが、自然に発生することも珍しくありません。
昼間もしくは夏の時季に、日光の熱などによって膨張した外壁が夜になって冷えて縮むことで、その差に耐えられずひび割れが生じるのです。
もしくは、強い雨や湿気によって水分を含んだ状態から、急激に乾燥することでクラックが生じることもあります。
小さなクラックだと内部まで水が侵入するほどではありません。
しかし、経年劣化が進んだり地震が起きたりすると一気にひびが大きくなってしまうことがあります。
クラックのある箇所では、クラックを電動工具でU字にカットし、シーリング材を割れている部分に充填しヘラなどを使って表面をならして仕上げる補修方法や細かいひびに対応できる微弾性性能のある下塗り材を塗装するなどクラックの状態に合わせて補修を行います。

3-3.シーリング補修

外壁で経年劣化が生じやすいのはサイディングだけでなく、その継ぎ目の部分です。
サイディングは隙間なく張っているのではなく、1センチ程度の隙間を空けています。
そこに弾力性のあるシーリングを充填しています。
これにより、隙間からの水の侵入を防げますし、伸び縮みするのでサイディングの膨張に対応できるのです。

しかし、シーリングは経年劣化しやすい傾向にあり、紫外線や雨風によって弾力性を失い固くなり、ひび割れ・剥がれ、欠落、肉やせ(シーリングの厚みがなくなり薄くなっている状態)といった劣化症状が出てきます。すると、サイディングから剥がれて隙間ができたり、ボロボロになったりします。

そこで、シーリングの補修をする必要が出てきます。
それほど劣化が進んでいないのであれば、シーリング増打ちといって、既存のシーリングの上から新しいシーリング材を充填する工法があります。
かなり劣化が進んでいてボロボロになっている場合は、古いシーリングを撤去してから新しいシーリング材を充填するシーリング打ち替え工法があります。
古いシーリング材を撤去までするとなると作業量が増えますので、シーリング増打ち工法と比べると外壁塗装費用が高くなります。
しかし、これをしないと雨漏りなどの症状が出やすくなりますので、状態を見つつ、シーリングの劣化状況に合わせた工法を選ぶことが大切です。

3-4.ケレン
ケレンというのは古い塗膜を剥がす作業のことです。通常は、古い塗膜は洗浄をすれば十分で、その上から新しい塗料を塗っていくだけです。
しかし、時には、ずっと塗装工事をしていなかったために古い塗膜がボロボロになっていることがあります。
手で触るだけでもすぐに?がれてしまうような状態では、その上から塗っても、またすぐに剥がれ落ちてしまいます。
また、全体として状態は悪くないものの、一部分だけ内部に水が入るなどして、表面が浮いている、もしくは膨らんで内部が空洞になっていることがあります。
やはり、これもそのまま塗ると剥がれの原因となります。

そこで、状態が悪いところは金属製のヘラやブラシなどを使って塗膜をこそげ落としてしまうのです。

4.下地処理を行わないと起こる症状

こうした下地処理をしっかりと行わないと、塗装工事をして数年後色々な症状が出てくることになります。
また、すでにいくつかの症状が出ているなら、塗装工事の際に下地処理を丁寧にしてもらう必要があります。
具体的にどこにどのような症状が出やすいのか、どんな点に注意したらいいのか押さえておきましょう。

4-1.ひび割れ(クラック)

クラックもしくはひび割れは色々な場所で起こります。
特に、窓などの開口部の角は力がかかりやすいので、斜めにクラックが走ることが多いです。
そこで、外に出て窓の下の角をチェックしてみると良いでしょう。クラックが入っていたら早めに塗装することをおすすめします。

モルタルの外壁では大きな面にもクラックが走ることがあります。
特に、ベランダ周りなどは地震や地盤沈下の影響を受けやすいので、クラックが発生しやすい場所です。
サイディング全体に及ぶようなクラックはそうそうできませんが、角から髪の毛のような筋が入っていないかよく見てみましょう。
こうしたクラックをそのままにしているとさらに割れがひどくなってしまいます。

4-2.塗膜の剥がれ

古い塗膜が剥がれて周りと明らかに色が違うとか、凸凹が生じているといった症状です。
これは、外壁と塗料がしっかりと密着しない、つまり下地処理を丁寧にしていないために起こることが多いです。
塗膜の剥がれはどこででも起こりやすいのですが、特に水分にいつも接している箇所でリスクが高いです。

例えば、浴室の窓の下側は、結露などによって水が垂れやすいのでこうした問題が発生しがちです。
また、藻が発生すると剥離を引き起こしやすいので、建物の北側で日光が当たらないところや土がいつも湿っているところに面した外壁の下側なども同様です。
劣化が進むと外壁や屋根そのものも腐食してきますので、すぐに対処が必要です。

4-3.塗膜の膨れ
他の部分はキレイなのですが、サイディングの一部だけボコっと膨らんでいるところがあったら、これは、塗膜と外壁の間にすき間ができてしまっている状態です。
汚れや水分、錆などがある状態のまま外壁塗装をすると起こります。特に金属部分は錆による塗膜の膨れが見られます。
押すとへこみますし、塗膜がさらに劣化するとボロボロと剥がれてしまいます。これもすぐに対応が必要な状態と言えるでしょう。

5.まとめ

下地処理は、建物をキレイにするために大切な塗装工事です。
しかし、塗装業界は建設業界の中で、最も手抜きがしやすい業界だと言われています。なぜかというと、下地がどんな状態であっても、上から塗料を塗ってしまえば手抜きされたかどうか分からないからです。

外壁が劣化すると、建物に色々な問題が起こります。例えば、塗料が剥がれたり、クラックが入ったり、シーリングが劣化したりします。これらの症状は、年月がたった経年劣化によるものや下地処理がきちんとされなかったりしたために起こります。

外壁の劣化は、ただ外見の美観が悪くなるだけでなく、建物自体にも悪い影響を及ぼします。雨や湿気が中に入って、中の木材を腐食させ、建物を徐々に傷める原因になります。
そのため、下地処理はとても大切な工程なのです。下地処理をきちんとしないと、数年後に建物に問題が出てきます。ひび割れや剥がれ、色あせ、クラック、シーリングの劣化などが現れる可能性が高まります。
安心して家を守るためにも、下地処理をしっかりやってくれる塗装店を選んで、外壁塗装をお願いしましょう。そうすることで、家が長持ちし、キレイな状態を保つことができます。

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